平成27年9月10日、台風18号が茨城県常総市に大水害をもたらしました。
茨城教育ネットワークは新潟の経験をもとに現地調査を行い、いち早く学習支援を行いました。まちがゴーストタウンと化した中、地元のNPOの協力により教室を確保しました。
新聞・TVなどで報道されたこともあり、教える側のボランティア参加も増えました。しかし、ここに「ことば」という難問が立ちはだかったのです。
この地域は外国からの労働者が多く、その子どもたちは日本語もままなりません。この状態で国語(日本語)を受験?
完全な個別指導、テキストも個別作成、まるで開進学院(理事長の研究施設)です。
言葉も多岐に渡り、ポルトガル語をフランス語で考え日本語で教える手法を考案。外国の数学の考え方と日本のそれが、これほどまでに違っていることに戸惑いながらの日々でした。こちらの悩みなどどこ吹く風、生徒は積極的に関わってきます。
合格のあとの食事会では、子どもたちからNPOに感謝の言葉をいただきました。
この支援においては、拓殖大学茨城県支部、水戸ロータリークラブ他、多くの方々からの寄付をいただきました。心より感謝申し上げます。