NPO茨城教育ネットワーク

 子どもたちの未来のために!

Education Network Ibaraki Japan

non-profit organization

ベナン共和国への教育支援事業について

ベナン共和国への教育支援事業について

 

理事長が所属している学会の折、ベナン共和国から大阪府立大に留学生として来ている青年と出会いました。話の中で「ベナンの識字率は公称40%だが、実質は20%台」と知りました。

ベナンはフランスの植民地でありながら、75%の人々がフランス語を話せません。現地の言葉もいくつにも分かれており、国をまとめていくのは難儀でしょう。理事長はフランス留学の経験もあり、フランス語に親近感をもったようです。この話を、大学の茨城県支部会の折、話題に出したところ、後輩の深川隆成氏が「私も参加します!」と名乗り出てくれました。深川氏は、サラリーマン生活の傍ら音楽の勉強を続け、CDまで出しています。ジャンルはジャズを中心に歌謡曲まで幅広く行なっています。こうして、NPOとしては会議を開き、定款を変更・登録し、「ベナン学校支援基金」という銀行口座を開設しました。

日本が文明開化を成し遂げられたのは、その識字率の高さからだと言われています。沖縄の言葉、鹿児島の言葉、津軽の言葉…と、日本にも地方によっては全く通じない言語が存在しました。それを解決したのが共通言語の普及です。

国を成長させるには、識字率と農業でしょう。読み書きができなければ必要な情報も入手できません。茨城教育ネットワークは教育の分野において、ベナンの識字率の向上に役立つよう支援していくことを決意しました。そのために深川隆成氏は自身が行うライブの収益と、CDの収益を全て基金に入れる手続きを済ませました。

アフリカの一国だけのために学校支援を行う見返りは何もありません。しかし、自国の将来に夢を持つことは素晴らしいことです。100年後も日本との友好関係が続き、ベナンが成長することを願います。

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